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購買者が支払う価額に対し、物流の条件がもたらした影響
商品自体のコストはもちろん、販売者の経営、管理が必要とするコストは大抵、商品価額に反映するものであるから、いきなり結論から言うと、物流の条件は価額に対する影響が大きい。
まずは、販売者と物流業者の間に、特に何の契約もなく、客の注文をいちいち物流業者に依頼して送って貰うという状況を前提としよう。ここは既に上記の影響が発生している。台湾の国内発送の場合では、領土の面積が小さいから、距離によって料金の変動はあまり見られない。日本という台湾より領土の大きい国では、全国への送料が一致する場合もあれば、発送先によって送料が変わることもある。距離の他に、業者の質、スタイル、サービスの種類などが変わったら、送料も変わってくるであろう。あとは、商品のサイズ、重さ。これら送料に関連する要素は全部、商品の価額に影響がある。
販売者がEC物流業者に契約をして依頼する場合はどうなるか。EC物流は発送だけではなく、業者の倉庫と人手を使って商品を管理するサービスでもある。ここは一旦、製造業を例として、コストの事を説明しよう。違うタイプの製品を少数ずつ生産すると、その一つ一つのコストは自然に高くなる。もし同じタイプの製品を一気に大量生産すれば、コストは低く抑えられ、当然、販売価額も安くて済む。EC物流も似たようなものである。商品の発送及び保管に関する仕事に集中して行うことで、比較的にコストを低くし、販売者の負担にも、購買者が支払う価格にも、好影響を与えるわけだ。とにかく上記の「契約なし」のやり方よりは安く出来る。
EC物流を利用する時も、商品の体積もコストに影響してくる。EC物流業者の倉庫は、依頼者がどれだけの面積や空間を占める事で、管理費を決める。全体的に商品サイズが大きければ大きいほど、費用が高くなる。「送ってもらうだけ」なら、荷物単体の体積、重量で送料を判断することが見られる。EC物流の倉庫を利用した場合とは影響する仕組みは違う。